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Memo for Woody & X, KDE
XFree86 4.2.x, KDE 3.1.x のインストール・アップデート、Gnome 2.x のインストール・アップデート、nVIDIA 提供の OpenGL アクセラレーション・ドライバを使用する際など、Debian GNU/Linux 3.0 (Woody) と X, KDE 関連のメモ。
XFree86 4.2.x for Woody
以下のどちらかの aptline を /etc/apt/sources.list に追加して、apt-get update; apt-get install xfree86 を行う。既に XFree86 4.2 未満が入ってる場合は apt-get upgrade だろうが、二度手間を避けるため、私は基本インストール後の XFree86 がまだインストールされていない時点で aptline を追加して最初から XFree86 4.2.x をインストールした。個人的には前者の武藤氏のものを利用している(インストール当時、後者の Branden氏のパッケージがなかったため)。
deb http://oris.opensource.gr.jp/~kmuto/xfree86 ./
deb http://people.debian.org/~branden/packages woody/i386/
XFree インストール時、その後のフォント追加時などの設定を行う際のメモを以下に記す。Debian 系のフォント設定がらみについては、正直よく判ってないので、適当にやってみている結果です。
- dpkg-reconfigure x-ttcidfont-conf で xtt を選択する。適当に処理するか?みたいなことを聞かれるが、そこで yes を選択する。
- defoma を使用する。
- /etc/X11/XF86Config-4 は Load "freetype" をコメントアウトにして、Load "xtt" を生かす。但し xfs, xfs-tt のサーバーは起動不要。
- /etc/X11/XF86Config-4 の FontPath には unix:7100 や /usr/lib/X11/fonts/TrueType の代わりに /var/lib/defoma/x-ttcidfont.d/dirs/CID&TrueType を追加。
- xftcache /var/lib/defoma/x-ttcidfont.d/dirs/TrueType/ を実行。
- /etc/Xftconfig の dir から /usr/lib/X11/font/TrueType を削り、/var/lib/defoma/x-ttcidfont.d/dirs/TrueType を追加。
KDE 3.x for Woody
以下の aptline を /etc/apt/sources.list に追加して、apt-get update; apt-get install kdebase を行う。既に KDE 2.x が入ってる場合は apt-get upgrade だろうが、二度手間を避けるため、私は基本インストール後の KDE がまだインストールされていない時点で、下記 aptline を追加して KDE 3.x を最初からインストールしている。
deb http://download.kde.org/stable/latest/Debian/ woody main
その後、KDE 関係で標準でインストールされない各種パッケージを個別もしくはメタパッケージ(kdeutils など) でインストールを行う。
また、日本語変換中の文字が表示されない場合があるので、~/.qt/qtrc の [General] セッションに
defaultInputStyle=OverTheSpot
を追加する。また、KDE の設定でアンチエイリアスを掛けるようにする。
Gnome 2.x for Woody (アップデート手順)
以下の aptline を /etc/apt/sources.list に追加して、apt-get update; apt-get install gnome gdm2 を行う。
deb http://ftp.acc.umu.se/mirror/mirrors.evilgeniuses.org.uk/debian/backports/woody/ gnome2.2/
Gnome 1.4.x からアップデートする場合、インストールしているソフトウェアによっては kept back されて全てがインストールできない場合がある(dia など)。私の場合には、以下のような手順を踏んでアップデートを行った。
- 最初の apt-get upgrade で sylpheed, mozilla, defoma, defconf, gettext その他各種ライブラリ (libart, libaudio など)がアップデートされるが、一部が kept back される。
- apt-get remove dia-common で fontconfig や大量の gnome 系ライブラリがアップデートされる( celestia がインストールされている場合には、同時に celestia も削除される)
- apt-get install dia
- apt-get upgrade (この時 gftp-common, gftp-gtk, gftp-text がアップデートされる)
- apt-get remove debhelper (alien が入っている場合には、同時に alien も削除される)
- apt-get install debhelper (同時に gettext, po-debconf もインストール・アップデートされる)
- apt-get install alien
GeForce ビデオカードで nVidia 社製のドライバを利用する
GeForce ビデオカードで OpenGL (3D) アクセラレーション機能のある nVidia 社製の XFree86 用のビデオドライバを利用する方法を以下に簡単にメモしておく。
なお、2003年以降のバージョンでは、この方法とは違う形式になっている。以下は 2002年12月までのバージョンのものを対象にしている。
- nVidia の LINUX DRIVERS サイト から GLX Driver と kernel Driver の tar.gz 形式のファイルをダウンロードする。
- 2つのファイルとも tar xfvz で解凍して make; make install する。
- /etc/X11/XF86Config-4 の Device セクションにある Driver "nv" を Driver "nvidia" に書き換える。
- Module セクションの GLcore と dri をコメントアウトする。
XFree86 関連のパッケージをアップデートした場合、/etc/X11/XF86Config-4 が書き換えられてしまうことがあり、また GLX Driver を再コンパイルする必要もある。
その他 X 関連のメモ
- Windows の Arial とか Times とかの欧米フォントである msttcorefonts を利用する場合、apt-get install msttcorefonts すれば良い。自動的にダウンロードしてインストールしてくれる。既にダウンロードしてる場合の保存ディレクトリ先を聞かれるが、指定なしでOKすると勝手にダウンロードが始まる。
- XFree86 インストール後の初期設定では、ログイン後に xterm が起動するようになっているが、それを禁止するためには ~/.xsession の最後を書き換える。
- KDE絡み以外のアイコンファイルは /usr/share/pixmap 以下にもある。
- Logicool MouseMan Wheel マウスでマウスホイールを利用する場合のマウスドライバは IMPS/2 を指定する。MouseMan 系を指定してはいけない。
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